地方の企業は今からといったところです。i-Constructionへの参入は、ただ写真を撮れば終わりではありませんので、結構ハードルが高いとしか言えません。飛ばす技術、カメラの知識、データの整理が出来ないと入れません。
ただ、コンピューターの技術が進化して簡単になってくると、われわれも元請けは無理でも下請けで入る可能性は出てくると思います。それとi-Constructionまでは望まないけれど、同じ精度で自治体の工事や民間工事をやってくれないかという話もあります。
例えば、図面だけ欲しいといった場合にもドローンで大丈夫かと。活用としては、河川や道路の一般土木、メガソーラーなどに適用できると思います。コンサルさんの依頼だったのですが、球磨川の支流で荒瀬ダムが撤去されたので水がなくなった個所の図面をドローンで作成しました。今から色々どうなるかというのは、使う方の工夫次第です。
建設業での活用、ドローンは大化けする
——建設業で具体的な活用法があれば教えてください。
上村 建設業での活用のひとつとして、ドローンはコンピューターで自動飛行するものですから、定点観測が出来ます。出来高を映像で撮って、それを3次元データ化する。
例えば、空中の1点で止めて、毎月同じ日時で撮影し3次元データを作成すると、出来高管理が簡単です。もちろん3次元データですので、精度管理もできます。これを月末の報告書に付けて提出する。阿蘇はほとんどそうですね。
——特性を生かすことが出来るならば、もっと色々な活用法があるようですね。
上村 ドローンの良さというのは、自動飛行が出来ると言う事なんです。大きいドローンでは、高圧鉄塔の電線を引っ張ってつなげています。
カメラを赤外線に替えることで、ビルや大型構造物の非破壊検査もやれます。メガソーラーの検査もドローンでやっています。
考えてみると、今人間がやっているところは、ほとんどドローンで出来るのではないでしょうか。要するに人間がやることで何かできないかというアイディアさえあれば広がります。
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スーパーゼネコンは今一番儲かってるんだから、こういうのに投資しようよ。
異業種が集まるからこそ色んなアイディアや取り組みが進みそうだなー。
こんな新しくおもしろい活動をもっと取り上げて欲しい。
ドローンと人又は物件との間に30m以上の距離を取れというのを真面目に守ろうとすると、街中では全然使えません。
柵や電線からも30m離せという話です。
大体の現場で、上げる時と下す時に30m以内に入ります。
この状態で飛行させるためには書類と許可が必要で、知っておくべき関係法令がいっぱいあります。
航空法、小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、民法、電波法、都道府県市町村条例。
どうですかワクワクしますか。自分の現場でやらせたいですか。
ワクワクしてきたな。
> ワクワクしてきたな。
サンドイッチマンw