現場監督と職人は対等、どっちも偉くない
両方ともお互いに信頼と言うモノは一切ありません。つながりはお金だけ。だから、尚更どっちが偉い?って話しになるんでしょう。
しかし、実際はイコールです。順位はあれど、皆全て対等なんです。役所の仕様書にも「受発注者間の契約が合理的で対等なもの」と書いてあります。つまり、”形式的”には対等なんです。
現場監督のほうが偉いかというと、あくまでも現場代理人は請負会社取締役の代理です。会社が下請業者に支払うお金の権限は、基本的に現場監督には無いんです(権限ある人だとちょっと面倒ですが)。
もし、そんな現場監督がいた場合は、その会社の上司にでも解決してもらいましょう。こういう現場監督は、会社にとっても不利益なんです。大事な職人を私的に粗末に使うわけですから。
それでは、施工会社の職人が偉いかっていうと、そうでもありません。確かに職人は減っていますが、いないわけではありません。探せば助けてくれる業者は必ずいるんです。そうすると、職人も偉くもなんともないですよね。脅してくるような業者はすぐにでも切った方がイイです。
私は、現場監督も職人も、どちらの立場も経験しているので、よく分かります(私は少々、現場監督側に立ち気味ですが)。
ただ、例えば私が職人として仕事をしていておかしいと思ったことは、現場監督に伝えます。それを理解できない現場監督なら、その上司も含めて話をします。現場監督からしたら、私のことを「物言う職人」と感じるでしょう。
しかし、仲が悪くなったり、偉い偉くないとなったことはありません。それは、お互いの立場をわきまえているからだと思っています。
権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。