「木質バイオマスを普及させる」一心で出馬を決意
木質バイオマスは、林地残材や住宅の解体材、街路樹の剪定枝といった廃棄物となる木をエネルギーに変える技術。
木を細かく砕きチップ化し、そのチップを専用のボイラーに投入することでガス化して発電したり、燃やして発熱し暖房やシャワー用などの温水をつくることができる。

木質チップのイメージ
木質バイオマスが普及すれば、植物=エネルギーとなる。つまり、街に植物が増えることは、再生可能エネルギーの原料が増えることを意味する。
「えっ、これめっちゃいいやん!」
街に緑を増やす大義となり得る木質バイオマスは、高野の心に刺さった。
高野は、山梨県にある施設で木質チップを効率的に燃焼させるための研究に奮励する傍ら、大井ふ頭中央海浜公園内にある木質バイオマス施設で、全国から訪れるバイオマス関係者や地方自治体の議員の視察対応を担当した。

木質チップの燃焼効率の向上について研究した
しかし、視察対応をする中で、高野の心には「このままでは木質バイオマスは普及しない」という危機感が募りはじめていた。
「BITcoinなどの仮想通貨やAirbnb民泊といった、新しい技術やサービスに関する法整備は進んでいる。新しい技術が次々に出てくる今の時代、法律や条例は状況に応じ小まめに変えていく必要がある。ただ、木質バイオマスの法整備はまだまだ不十分だった」
高野は、木質バイオマスに関する法律や条例の整備が進んでいない現状を痛感する。行政のスピード感にも不満があった。そこには、日本人特有の環境問題やエネルギー問題に関する無関心も大きく影響していた。
このことをきっかけに、「仕事や社会の課題をただ指をくわえて法律が追い付くのを待っているのではなく、自分自身が木質バイオマスが抱える課題を解決できるのではないか」という思いが高野の中に芽生える。
社会人4年目の2016年。高野は自らが政治家となり、自身が主導して木質バイオマスを社会に推進すべく、出馬に向けて動き始めた。目指したのは、2019年に行われる統一地方選挙・品川区議選。高野の意思を知った友人に議員秘書を紹介してもらい、少しずつ政治活動や選挙活動のノウハウを得た。
政党には所属せず無所属での挑戦だった。政党という後ろ盾はなく、地元ではないため知り合いもいない。高野は、戸別訪問や駅頭活動を通して、ひたすら地元住民と直接対話をし、知名度を拡げるという地道な活動を開始した。
建設業界を辞め、品川区議選に出馬。半年間で2度の落選
2018年9月。翌年の統一地方選に先立ち、品川区で前年の都議選に出馬による欠員に伴う補欠選挙が行われることが決まった。
選挙を1ヶ月後に控えた2018年8月、高野は5年間勤めた日比谷アメニスを辞める。政治家になる決意を固めた瞬間だった。
高野は選挙戦に向け、都内で知り合った同世代の友人を募った。最終的には100人を超えるボランティアが高野を支えた。
さらに、通常、200~300万円が必要になるといわれる選挙資金は、選挙事務所を用意しない、インターネットやSNSを駆使することで可能な限り抑えた。
だが、補選の当選枠は5人中2人。コネもカネもない高野にとって、厳しい戦いとなるのは火を見るよりも明らかだった。
結果は、1万4207票で落選。4位で次々点だった。
しかし、高野は落胆することなく、この経験をプラスに捉えた。
「補選に出馬したのは、翌年の統一地方選に向けた準備という意味もあった。落選した後、働く場所もあったので、すぐに次の選挙に向けた準備を開始した」
落選後は、慣れ親しんだ建設業界を離れ、某ベンチャー企業で自社SNSの運用担当として働くことになる。
すべては半年後の統一地方選のため。日々の仕事と並行しながら、駅頭活動や戸別訪問などの政治活動を休むことはなかった。
そして、来たる2019年4月。人生2度目の選挙戦がスタートした。品川区は、40人の枠に51人が出馬する大激戦の選挙区となった。
「地盤のない自分にとって、目に見える数字はSNSのフォロワーくらい。不安だった。だからこそ頑張った」
高野は、仲間たちとともに7日間の選挙期間を走り抜けた。
そして迎えた開票日。部屋から春の霞がかかる朝日が見え始めた頃。
高野の落選が決まった。41位で次点。最下位当選の候補者との差は、わずか38票だった。
ホントに多工種で金額の割に管理頻度が多くて困る。
縁石とか多少の形状の違いくらい管理が少なくて済むように発注者も考えてほしい。
仕事の手間より書類の手間の方が掛かる。
施工ばかり書いてあるが、管理に関しては今後、重機が入らない狭い所での
伐採、枝落とし作業が出来る職人がいなくなって来ると思う。
ロープワーク、経験、根性が無いと出来ない。
若い子はやらないと思う。
安くこき使うから、成り手がいない
ざまみろ
造園業の一人親方です。私の感覚では公共の仕事は単調で面白く無いのでやらない。この記事を書いた人は造園業を理解してない。造園業でも土木寄りの会社、そうで無い会社があり、土木寄りの会社は従業員を維持する為に金額の大きい仕事を取っているに過ぎない。公園の指定管理なんでまさにそう。庭師は自分が納得出来る作品を、工夫して悩んで作る事に仕事のやりがいを感じている。剪定だって、去年ここを切ったらこう伸びた。じゃあここを切ってこっちに伸ばそう。とか、毎年、木を観察しながら作業する楽しみがあります。個人の金持ち相手に作業した方がはるかに儲かるしね。最後に。上の人がざまあみろと言っていますが、しごきに耐えられなかった方でしょうか、、、。哀れです