数年で「多能工」に進化させる
――職人道場では、左官工事だけでなく数多くのカリキュラムがありますが、その理由は?
小山 昔は左官工法を覚えるのに、10年は掛かると言われていました。それが今では5年、3年とどんどん短縮化しています。このように技術が効率化・短縮化することは、建設職人の技術の価値の低下を意味します。
それに、これから建設業界は新築からリニューアルへ、そしてロボット化やAIが導入されていくことになります。新築であれば作業の分業化は必要でした。ところが、リニューアル工事であれば、トイレの便器の取り換えと狭いクロスの張替えを一緒にやることが合理的になってきます。これはものの例えですが、いろんな要素を包含した小さな工事がこれから確実に増えてきます。
すると、一つの技術しか保有していない建設職人は重宝されない時代が到来します。だから、建設職人はいろんな職種の技術を覚える多能工化によって、自身の価値を高めることが重要になってきているんです。使える技術の幅を拡げれば、それは建設職人としての大きな価値になります。
でも、たくさんの技術を20年も掛けて覚えるのは大変ですよね。そこで職人道場で次々と技術やスキルを取得し、建設職人としての新たな価値を創造してほしいんです。

職人道場で受講できる工種と一日の流れの例
「ユーチューバー」として多能工の重要性を発信
――職人道場に人を送り出す企業側からも、多能工を推進し、職域を拡げたいという要望があるのでしょうか?
小山 いえ。例えば、左官の専門工事会社であれば、「現代左官工事を徹底的に鍛えて欲しい」という要望のほうが強いですよ。1人人材を育てれば、売り上げが立ちますから。
しかし、先に話した通り、私は必ず多能工の時代が来ると確信しています。そこで、メガステップでは道場卒業生を数年で多能工職人へと育成するための「多能工集団チームArus(アルス)」を結成しました。
また、私は「こやさんTV 多能工職人への道」というYouTubeチャンネルも運営しています。そこでも先日、”【チームArus奮闘記】多能工への道ドキュメンタリーとは!”という動画を公開したばかりです。
【チームArus奮闘記】多能工への道ドキュメンタリーとは! / YouTube(こやさんTV 多能工職人への道)
この動画では、鬼澤初音さんという女性の建設職人が登場します。彼女は19歳の誕生日を迎えたばかりですが、もう左官と壁紙ができるようになっています。初音さんは高校を卒業して昨年6月に入社し、7月に職人道場での研修を行い、8月には1か月間左官の現場に出ました。その後、9月にまた職人道場に戻ってクロスの研修をし、10月には左官とクロスの現場両方で活躍しています。
多能工化についてはメガステップでモデルをつくり、発信して、周囲に広めていきたい。建設業界も多能工化についての認識はありますが、「そうは言いつつも、今の仕事をこなすだけで精一杯」との声もあるのが実情で、私はそれを変えていきたいんですよね。
――YouTubeをはじめたのはなぜ?
小山 既に料理、マジック、ゲーム攻略など多岐にわたるユーチューバーが活躍し、エンタメ部門には入る余地がありません。
ですが、2018年はビジネスユーチューバー元年と言われ、ビジネスに役に立つセミナー、商品紹介、社会人マナーや投資などのハウツーのユーチューバーが誕生しています。この分野はあまり開拓されておらず、ブルーオーシャンです。
建設業界を変えていくためには、自身が影響力を持つ人物になる必要があります。これから5年~10年をかけてしっかりと信頼を勝ち取り、「こやさんがいうなら、そうかもね」というポジションに立ちたい。建設業界の仲間たちにも声をかけて一緒に出演し、いろんな情報をシェアし、発信するツールとして、YouTubeを活用していきたいですね。
初めてまして いつも YouTube見て元気付けられています。YouTubeを見て思うことがあります。それは、自分だけ儲けて 大きくなろうとして無いなぁ〜って。人間味のある経営者だなぁ〜。て感動しながらYouTubeを見ています。今年 最初のYouTubeを見て 僕も何か
事業再構築助成金を活用して やろうと考えているところ 最初から けっつまずきました。
それは 事業主でない事。一般である事
クラウドファンディングで 募って挑戦してみようって思ったりしました。しかし、これ以上
借金が 増えたらどうしようって後づさり、
(俺は出来る。俺は出来る。)って脳みそを 洗脳して見ても勇気がなく。どうすれば この 生活から 突破できるのか。自問自答しているところです。生活相談みたいなり すみません