50項目を200時間掛けて学びつくす
――なぜ、職人道場ではいろんな技術を早期に取得できるのでしょうか?
小山 職人道場では左官、防水、クロス、塗装、床、内装、トイレ、タイル、ユニットバス、キッチンなどそれぞれの職種の専用カリキュラムを開発しています。それを50項目のステップに分解し、1か月間、約200時間かけて、それぞれの技術の基本を50項目の各段階において体に染み込むように教育しています。
練習は徹底的に反復し、繰り返します。なので、未経験者でも確実に技術を取得できるような仕組みなんです。メニューも次々と増やしていますし、外国人技能実習生なら、特定の専門用語の日本語教育にも力を入れています。
大事なことは、知識よりも技術です。知識があったところで、技術がなければ、作業をやらせてもらいません。新人は技術がないので、”とりあえず掃除でもやらせておこう”で済ましていた時代もありましたが、これでは彼らの貴重な時間がもったいないですよね。
職人道場では、彼らにいち早く現場で活躍してもらいたいからこそ、”技術第一”の教育の場としています。例えば、壁を1mmか2mmで塗る技術を取得してもらい、現場で親方から「あそこを塗ってこい」と指示されたときにちゃんと塗ることができれば、「タイルをこう張りたいからこの厚みで塗ったんだな」と理解できるようにもなります。職人道場のイメージする即戦力とは、こういうものです。

左官研修のようす
――門下生たちの成長を感じるときは?
小山 1カ月では超えることが困難な壁もあります。あるいは、ほかの人が合格しても自分だけが不合格になったり。そんな様々なドラマがある中で突然スイッチが入り、技術が向上する瞬間が来るんですよ。
職人道場は、お互いに励まし合う同期生、頼れる講師の存在などにより、小さな成功体験が大きな成果を育む場所でもあります。
「張ったクロスを破かれていく夢を毎日見る」
――こうしたガチな研修をする一方、卓球、ビリヤード、BBQをみんなで開催したり、楽しいイベントがあるのは意外でした。
小山 当初は、「職人を即戦力にして戻す」ということに注力したカリキュラムを研鑽していました。
ですが、ある時、職人道場へ来ていた16歳の女の子から、「クロスを張っていると、その隅から指が出てきてクロスが破かれていく夢を毎日見るんです」と言われたんです。彼女は「私は若いので体力はありますが、メンタルが弱いんです」とも言っていて、精神的に追い込まれていた。
その時、「今まで建設業界の未来をつくると言いながら、自分はなんてことをしてきたんだろう」と思いました。研修はキツすぎてはいけない。職人道場は楽しい場所であって、また行きたくなる場所でなければならないことに気が付いたんです。これからの建設業界は、若い子が担い手となって将来を育んでいくわけです。でも、その若い子たちが「職人道場に二度と行きたくない」という気持ちになったら本末転倒ですから。
でも、技術をしっかりと取得できる場所でなければならないので、オンとオフをしっかりとメリハリをつけられるよう、真剣に学び、遊ぶことのできる両方の環境をつくりました。

施設内にはシミュレーションゴルフが。その他にもカラオケルームやビリヤード台など、様々な娯楽を完備
――実際に道場に通われていた鬼澤さんにも聞きたいのですが、実際に通ってみてどうでした?
鬼澤初音さん 職人道場がなければ、こんなに早く技術を取得することは難しかったと思います。
職人道場の「できるまでやる」というのは大変でしたが、できた時の達成感はひとしおでしたし、卓球や温泉に入ったりしてメリハリのある道場生活でした。
今は左官とクロス技術を覚えましたが、さらなる多能工化し、いろんな職種の技術を覚えたい。今やりたいことは、トイレやバスユニットの設置、塗装などですね。
これから建設職人を目指す方なら、職人道場で研修をすれば道は開けるんじゃないかなと思います。

イベントで左官とクロスを同時に実演する鬼澤さん
初めてまして いつも YouTube見て元気付けられています。YouTubeを見て思うことがあります。それは、自分だけ儲けて 大きくなろうとして無いなぁ〜って。人間味のある経営者だなぁ〜。て感動しながらYouTubeを見ています。今年 最初のYouTubeを見て 僕も何か
事業再構築助成金を活用して やろうと考えているところ 最初から けっつまずきました。
それは 事業主でない事。一般である事
クラウドファンディングで 募って挑戦してみようって思ったりしました。しかし、これ以上
借金が 増えたらどうしようって後づさり、
(俺は出来る。俺は出来る。)って脳みそを 洗脳して見ても勇気がなく。どうすれば この 生活から 突破できるのか。自問自答しているところです。生活相談みたいなり すみません