「地方創生」に興味を持ち、国土交通省を目指す
――土木に興味を持った理由は?
松岡さん もともとまちづくりに興味がありました。2011年の東日本大震災をきっかけに、「防災にも携わりたいな」と思うようになって、「土木なら両方できるな」ということで、大学で土木学科に進みました。
――なぜ国土交通省を選んだのですか?
松岡さん まちづくりに携わりたかったことと東京出身ということで、初めは「東京都庁に行きたい」と思っていました。公務員の勉強をしつつ、苦手な面接対策として民間企業の入社試験も受けていました。
民間企業を受けているときに、地方創生の仕事をしている方とお話をする機会がありました。そこで「私はなんで東京にこだわっていたんだろう」と目からウロコが落ちたんです。東京のような都市のまちづくりだけではなく、過疎化などの問題を抱える地方のまちづくりにも目を向けた方が良いと考えるようになりました。
一部地域ではなく、全国全部見れるところはどこなんだろうと考えるようになり、また防災にも興味があったので、国土交通省を選びました。
――ご自身の就活では、インターネットを活用しましたか?
松岡さん はい、国土交通省の採用HPやFacebookをチェックしていました。Facebookのほうは、職員の方々のインタビュー記事が載っていて親近感が湧く内容だったので、見るのを楽しみにしていました。
「日本をもっと良くしたい」という想いを持った学生に入って欲しい
――今の仕事はどうですか?
松岡さん 本省の大臣官房技術調査課というところで、採用担当の仕事をしています。国家公務員に興味を持つ学生に対して国土交通省がどういった組織で、どんな政策を行っているか、キャリアパスはどうなっているか、などを説明する機会もありますし、自分自身の国土交通省を目指すきっかけや今までの経験などをお話する機会もあります。
私自身、国土交通省を就職先として意識し、様々なイベントに参加してきました。その際、自分の持っていた堅いイメージとは異なり、皆さんがきさくに話しかけてくださったことが非常に印象に残っているので、学生と接する際はなるべく親近感を持ってもらい、些細なギモンも聞きやすいような雰囲気を心がけています。
インターンシップでのグループ討議では、学生それぞれが何かしらの問題意識を持っていてどうやったらもっと日本が良くなっていくか、こうすればもっと良くなるのに、と熱心に意見をぶつけ合っています。そんな想いを持った学生を見ると、国土交通省に入って欲しいなと感じます。
――リクルーティングに関する新しい取り組みは?
松岡さん 私は就活にFacebookを活用しましたが、最近はSNSも変化していて、若者がFacebookから離れてきているところがあります。そこで、昨年11月から国土交通省ではLINEを始めました。LINEでは採用イベントに関する情報をメインに流しています。