監督いなけりゃ入札できぬ
最近ある元請監督と話ししていたんですが、工事実績情報システム(コリンズ)も最近甘くなっているようです!(笑)(役所も・・・グレーすぎて書けない(笑))
というのも、職人不足よりももっと加速しているのが現場監督不足。
監督不足で何が起きるかというと、”不調”です。
もう”不落”では無く、”不調”なんです
ちなみに、
不落は、予定工事価格よりも応札価格が高くて落札に至らなかったことを言います。
不調は、応札者がいないことを言います。
入札関係や元請さんはよくわかると思いますが、技術者がいないことで入札参加出来ないんです。工事というのは監督ありきなんです! 監督がいなければ入札すら参加出来ません。
仕事の発注はあっても監督がいないから入札できない状況なので、最近は弊社にも技術者の出向契約などのお話も頂きます。形としては、施工会社から元請けに出向して元請けの社員になります。
3ヶ月以上経過後に、その技術者の名前を使用して工事を受注するわけです。その受注した工事は出向元の会社が施工すれば、お互いにWIN-WIN?
工事規模がかなりあればお互いに良いのでしょうが、イロイロと難しいですね。
専業の監督ならまだしも元請けの監督は一人前になるまでが職人より長いからな。
技術や知識以外に近隣住民との調整もはいるし。
電気設備の現場監督ですが、現場代理人をやると責任と給料のバランスがまったく取れない。
億単位の現場代理人は責任は全責任を負わされるが代理人手当ても付かないし、役職次第では残業もつけられないか付けにくい。
給料面では次席に負ける可能性も高い。
しかし、現場の責任は全部代理人。
これじゃあ、やりたいと思えない。
需要があるのはわかっているので、独立してフリーランスになろうと考えています。
現場技術者(現場代理人・監理技術者)をないがしろにしてきたツケが回ってきましたね。ざまみろといいたいw
もともと日本の制度が、現場代理人・監理技術者に責任を押し付けすぎです。
現場代理人・監理技術者に必要なものとして
・技術的な知識(机上)
・現場の知識(実際の施工内容)
・発注者と協議できるコミュニケーション能力
・地域住民と仲良くなれるコミュニケーション能力
・現場を準備段取りできる力、ノウハウ
・現場の作業員、職長と渡り合える力
・施工途中の、さまざまな問題を解決できる提案力
・利益を出す金銭感覚
・安全に関する知識、安全を指導できる能力
・コンピュータを自由自在に扱える能力。エクセル、CADはできて当然
・夜間、休日でも仕事をし続けられる体力
ざっと考えただけで、これだけあります。
とんでもないスーパーマンでない限り、パーフェクトにこなすのは無理ですが・・・
これらのことはできて当たり前、問題が起きればすべて現場監督の責任ですwww
↑上記の6割しか出来なかった元・監理技術者が通りますよ。出来なかった残りの4割は、コミュ力に尽きます…。
自分のところだけかも知れないが地場コンは地域に名前が知られているから今でも住民の方は結構協力的ですよ。
知っているが故に「お願い」もありますが、、、笑
管理者2人以上でできる程度の経費を設計で考慮してくれるといいんだが。
管理者2人以上でできる程度の経費を設計で考慮してくれるといいんだが。
これはほんとにそうで、直接工事費とは別に技術者2名×工期(ここ重要)でみてほしい。
あと世話役の設計単価が安すぎる。