細かい仕上げは最後でも構わない
私は外構図をチェックする時、全てをチェックしない場合も多くあります。つまり、建物のレベルに関する所や、周囲の塀の部分だけ部分承認を取ると言うやり方もします。
その他の見栄えに関する部分については、工事を進めて行くうちに誰かの気が変わって仕様変更になる事もありますから、工事の体制に影響を与えない部分は放っておく事が多いのです。
だって、工事の序盤戦はただでさえ他にやる事が多くて忙しいですからね。
このように外構図を最初の段階でチェックする事で、「建物レベル」や「敷地周辺の塀」などのトラブルを回避につながるはずです。
もしも、みなさんの中で「これは使える」と感じた方がいらっしゃったら、ぜひご参考ください。
外構の施工を気にする建築の監督さんは初めて見ました。(経験が浅いのですが)ここ数年来、施工業者、人手不足から建築工事の造成や外構を頼まれる事が増えました。施工を進める中で必ずと言っていいほど「ここ先にやっておかないの?や逆にこの構造物を施工するのですか?」と思う事があります。実際に元請けの監督さんに質問し提案すると建物本体以外の施工にはほぼ関心が無く外構などは人力だろうがなんとでもしてやれよ!と言う感じです。足場の設置等施工上やむを得ない事がある事は分かりますが状況形状一切関係無しに一括してあとで施工してね。と言うのが多々ありました。そうなると当然見積もりは高くなります。重機作業と人力作業です。比べるまでもありませんよね。仕事をしていたのは数社ですがどれもが資本金で数億から数十億の大企業です。同じ現場で別工種の外構工事をしてる作業員に聞くと建築仕事の土木系工事なんてひどい扱いだよ~と苦笑いしてました。今では見積もり依頼が来ても断るようになりました。土木と建築土木は別物なんでしょうか・・・
建築施工管理です。外構及び排水高さはまともに計画された設計図は見た事ないです。基礎の貫通部の検討、浄化槽仕上がり高さや取り出し高さで施工順序変わるのを理解する監督は少ないです。かと言ってしっかり検討すると競争入札時とんでもない金額になるのでクソ真面目に積算するかは各社戦略が必要です。先月入札した物件は側溝W300としか記載ありませんでしたが深さは4.0m超えていましたw
施工管理です。
外構は本当にヤバいのが多々ありますね。まさに妄想?理想?で計画している時がありますよ。
多いのがGL設定との差異、建物側や玄関へまっしぐらな逆勾配や高さがとれていないのに1/200勾配表記。
まずは外構図、建築物の高さ確認からが基本だと思います。
サブコンで施工管理してましたが、一番に外構取り合いを見てました。
足場より先行して作業をできるかどうかがコスト・工程に
大きく関わるからです。なにより、地中梁貫通を決めるために
外構の排水・雨水側溝のレベルを検討せずに行うことは
考えられません。ポンプアップする前提であれば多少融通がきくでしょうが。