地域建設業を救う女性中心の「なでしこBC連携」とは?
徳島県の地域建設業が中心となって発足した、「なでしこBC連携」というネットワークがあるのをご存知でしょうか?
建設業界では、自然災害や事故に備えるため、多くの会社がBCP(事業継続計画)を策定していますが、ある地域の建設会社がどれほど災害対応力を向上させたとしても、一企業単独ですべての不測事態に対応することは、まずできません。発災時に事業継続能力を確保するためには、同業他社と連携し、相互支援するネットワークを構築する必要があります。そんな考えから、「なでしこBC連携」は生まれました。
最初は、徳島県の株式会社井上組と株式会社福井組の2社でスタートした「なでしこBC連携」ですが、現在は、岡山県、和歌山県の企業を加えた10社が参加しています。「なでしこ」という名の通り、メンバーは各企業の女性社員が中心で、技術者だけでなく、事務職の方々も参加しています。
今回、そんな「なでしこBC連携」のメンバーが『施工の神様』の取材のために集結。徳島大学や四国地方整備局の方々にも加わってもらい、「なでしこBC連携」の意義、今後の展開などについて話し合っていただきました。
地域建設業の役割について、深く考えさせられる内容となっています。