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「自分の会社に100%の自信を持ってますか?」小さな建設会社でも鍛えられる“採用力”とは?

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公開日:2018.05.21 / 最終更新日:2022.08.16
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経営者の思考が変わらないと、採用活動も変わらない

――人が足りない会社ほど、採用活動に対する意識は低いと思われます。経営者に気づいてもらう難しさとは?

平山 弊社が新卒採用を始めて、どれぐらい会社が変わったのか、というお話をすることにしています。弊社が新卒採用を始めたのは18期で、当時の社員数は25名でした。その後、売上げは10年間で4〜5倍に増えました。社員数も同じくらい増えました。弊社の新卒投資の投資効果がどれぐらいになっているのか、具体的にご説明しています。

中には、ネガティブな経営者の方もいらっしゃいますが、経営者の方が「人の投資に対する優先順位・判断基準が効果的なのか」を自己評価してもらうようにしています。「経営者の方の思考が変わらない限り、採用活動もなにも変わらない」ということに気づいてもらうようにしています。

弊社の講座では、基本的に「経営者の考え方が変わらない限り、組織は変わらない」というお話をするのですが、まずは、それを経営者に受け入れていただくのが、最初の入口になります。だからこそ、何度も受講してもらえるようにしています。弊社が考え方を変えるためではなく、経営者に気づいてもらうためにやっているわけです。

弊社の講座を受講されても、納得しない、考え方がなかなか変わらない経営者の方もいらっしゃると思います。だからこそ、継続学習をしていただきたいのです。人が変わるためには時間がかかるというのは原理原則だと弊社は考えています。

――まさに選択理論に則ったアプローチですね。会社が変わる変わらないは、経営者次第だと。

平山 そうですね、経営者の選択です。

――講義だけ受けても、本人の選択が変わらなければ、変わらないと。

平山 ええ、その通りですね。

責任を取る経営者でないと、パートナーシップは組めない

――建設会社の顧客は?

平山 今のところ少ないですね。マーケットとしては、これからというところです。弊社の商品は、継続することを大切にしていますので、その性質上、実際に成果が出るまでにどうしても時間がかかります。まずはそこを理解していただく必要があると感じています。

ある建設会社様から、「採用活動をやりたい」というお話をいただいたのですが、「順番が違うので」と、お断りしたこともあります。社内が変わらないうちに、採用活動だけやっても意味がないからです。弊社のサービスの入り口は変わりません。「遠回りのようですけど、実は最短距離なんです」という話を理解していただける経営者でないと、弊社がお手伝いするのは難しいと思います。

――中途採用は?

平山 中途採用の商品もありますが、弊社の仕組みとして確立されていないので、今のところ、顧客に対して展開しているわけではりません。弊社では、「自分の会社でうまくいっている仕組みを商品として展開する」というポリシーがあるので。

――コンサルティング会社に対して、強い抵抗感を抱いている経営者もいるようです。コンサルティング会社のあるべき姿とは?

平山 アチーブメントは、「自社で成功したものを顧客に伝える」というスタンスが強いです。「赤字」のコンサルティング会社はありえません。お客様にしても、そんな会社にコンサルティングされたくないでしょうし。

コンサルティング会社が嫌いな経営者の存在は、理解できます。「自分でやったことがないのに、何が分かる?」と言われれば、まったくその通りだと思います。弊社を含め、コンサルティング会社は、まず自分たちが良い経営をする必要があります。これは絶対的な条件です。

――「これはダメかも」と感じる会社、経営者の特長は?

平山 偉そうなことは言えませんが、「経営者が自分で責任をとらない会社」、「他責傾向がある会社」は厳しいと思います。これは、直接お話しするとすぐに感じ取れます。例えば、「社員が悪い」とか「市場が悪い」などが社長の口癖になっています。本当は、社長の責任なのですが、その自覚がないのかもしれません。弊社では、「自分がすべての責任を取る」という経営者でないと、パートナーシップを組むことは難しいという考えに立っています。

――コンサルティングの本質は、パートナーシップなんですね。

平山  弊社にとって、コンサルティングとは、「やってあげるもの」ではなく、「自らできるようになってもらうもの」です。ですので、弊社のサービスの本質は「人財教育」なのです。コンサルティング会社が離れると、業績が悪くなる会社がありますが、コンサルティング会社に依存していたからです。われわれから見れば、その会社は本質的には何も変わっていなかったんです。弊社のサービスの根幹には、その「会社が自立する」という大きなテーマがあります。弊社は、コンサルティング会社を名乗っていますが、「トレーニング会社」と言ってもよいと思います。

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この記事を書いた人

四国の犬
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基本的には従順ですが、たまに噛みつきます。
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