「ビジネスマッチング懇親会」で元請と下請のお見合い
――ビジネスマッチング懇親会とは?
都中建 東京都内の元請建設業者と型枠専門業者との「仕事のお見合い」です。都中建の会員企業にとっては型枠業者の確保、型枠業者にとっては新規の仕事受注につながる、双方にメリットのある懇親会です。日本型枠工事業協会の三野輪賢二会長にもご参加いただきました。
都中建の会員企業には、それぞれお付き合いのある型枠業者はいますが、マンションの型枠工事や寺院の型枠工事など、得意分野をもった型枠業者と知り合えることは歓迎すべきことです。建築型枠との付き合いがあっても、土木型枠との付き合いがない会員企業もいました。一方、東京建設工業協同組合の会員企業の中には、大手ゼネコンだけではなく、もっとコンパクトな工事を受注したいという声もあり、そういったwin-winの関係を構築するイベントです。

「ビジネスマッチング懇親会」で元請と下請がwin-winな関係に
前述しましたが、大手ゼネコンの大規模な工事現場では、プレキャストコンクリートが主流になりつつあり、型枠業者は危機感を抱いているので、中堅ゼネコンや中小ゼネコンに、仕事の裾野を広げていこうとしています。
今年2月に開催した「ビジネスマッチング懇親会」には、都中建から10社、東京建設工業協同組合から15社が参加しました。特殊な工事について、すでにマッチングが成立し、仕事が発生したケースもあります。
今後は型枠工事業者以外にも、解体業者や左官業者などさまざまな業種との懇親会を開催していきたいです。
――中小建設企業でも今後、プレキャストコンクリート化は進んでいくのでしょうか?
都中建 高齢化に伴う職人不足が問題視されていますが、型枠大工に限ってはプレキャストコンクリート工法の進展によって、職人不足にならないのではないかという予想もあります。プレキャストコンクリート工法を導入すれば、工期短縮、人件費削減に効果があるので、設計段階からプレキャスト導入が進んでいます。
これまでは大規模現場での導入が中心でしたが、小さなピースでもプレキャストができる工場も現実にはあるため、中小規模の現場でもプレキャスト化はどんどん増えていくはずです。中小建設業者の中にも、すでに小さな現場でプレキャストコンクリート工法にチャレンジするところが出てきています。しかし、在来の現場打ちが完全に無くなるとも考えられませんので、型枠職人の育成を蔑ろにすることはできないでしょう。これからは中小建設企業が協力し合って、建設業全体の人材不足を解決しなければなりません。
――保育園や幼稚園への絵本寄贈も、将来の人材確保の一環ですね?
都中建 はい。幼少期から建設業に興味を持ってもらおうと、偕成社の絵本「みんなで!いえをたてる」「みんなで!どうろこうじ」「ざっくんしょべるかー」を3冊セットで寄贈しています。2017年度には足立区、大田区、世田谷区、豊島区、八王子市の保育園や幼稚園約200ヶ所に寄贈し、子供たちから感謝状がたくさん寄せられました。

偕成社の絵本「みんなで!いえをたてる」「みんなで!どうろこうじ」「ざっくんしょべるかー」を3冊セットで寄贈。

都中建には子供たちからたくさんの感謝状が届いている。
今年度も別の地区の幼稚園に絵本を寄贈する予定です。
都中建として将来の建設業のために、努力を惜しまず活動していきます。
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