「ウチの技術は山で育てられたんだぞ」の言葉にハッと気付く
社長になって10年経つが、今でも前社長の会長には、毎週アドバイスを受けている。「私にとって会長は、今でも大事な存在。経営の道筋、ヒントを示してくれるからだ」。
例えば数年前、橋邉社長は「車で2〜3時間かかる遠くの林道、治山関係の仕事ではなく、もっと近くの仕事をとろう」と考え、それを進めた。そんなとき、会長から「おい、ウチの技術は山で育てられたんだぞ」と言われ、「林道、治山の工事には、ウチだからできる仕事がある。それをやりあげ、継承してこそ、うちの存在意義がある」とハッと気付かされたことがあるからだ。
「古いものを捨て、新しい道を切り拓く決断は避けられない部分がある。実際、安易にドンドン手放す人もいる。でも、創業から培ってきたものは守るべき。たとえそれが地味で泥臭いものであったとしても」と力を込める。
LINEでしかコミュニケーションとれないイマドキの若者
経営上の最大の悩みは、技術者の不足。「土木を学んでいなくても良い。学歴、経験、性別は問わない」と切実だ。
数ヶ月前、3年間働いた若者(Aくん)が辞めた。Aくんは、唯一の20才代の社員で、「次世代の戦力」として、一生懸命育てようとしてきただけに、ショックは大きかった。
Aくんの上司で、日々指導に当たった谷口啓悟さんは「今の若者は、とにかく意思疎通が難しい。いわゆる職人気質的なやり方は、一切通用しない」と指摘する。
「例えば、話しかけても無反応。伝わっているのかすらわからない。『日誌を書いて』と言っても、見せてくれない。ただ、LINEはやる。かろうじてLINEでコミュニケーションをとっていた」と言う。
かっこいい!アミーゴはしべ!
こう言う人が地域を支えているんだよな。
橋邊さん、笑ったわー