コンクリート維持管理のパイオニア ケミカル工事
株式会社ケミカル工事(兵庫県神戸市)という企業をご存知だろうか?
コンクリート構造物の補修・補強技術に強く、将来、南海トラフ巨大地震などの大災害が発生した際には、必ずやその復旧・復興工事において大活躍するであろうインフラメンテナンス企業だ。
ケミカル工事が一躍注目されるようになったキッカケは、同社の本社がある神戸市を襲った阪神淡路大震災だった。会社も被災したが、全国のゼネコンと共に復旧・復興工事に邁進。その技術力が全国に認められることとなり、社員数も約5倍に増えた。
社会インフラの大更新が必要な「インフラメンテナンス時代」が到来する中、ケミカル工事はNEXCO西日本と共同研究を進めるなど、高速道路の補修保全でも欠かせない存在になりつつある。
インフラメンテナンスという大きなビジネスチャンスをケミカル工事はどう捉えているのか?技術開発や、技術者の人材採用は成功しているのか?ケミカル工事の國川正勝代表取締役社長に聞いてきた。
そもそもメンテナンスしやすい構造物を最初から作って欲しいと思うわ。