授業の一環として、学生に訪問説明
――就職説明会などは?
吉岡技術企画官 人事院が主催する採用説明会のほか、国土交通省の採用担当職員が大学などに訪問し、授業の一環として社会資本整備の現状や課題などについて、学生に説明しています。
私も先日、ある大学の土木系3年生の学生に説明に行きました。国土交通省志望の学生に限らず、多くの学生にインフラ整備に関心を持ってもらう機会として、位置づけています。
学生にとって、国土交通省は少し遠い存在のようなところがあるので、フェイストゥフェイスで話し合って、こういう人が働いている職場なんだということを理解してもらうというねらいもあります。
――学生に対し、具体的にどのようなことを説明しているのですか?
吉岡技術企画官 とにかくインフラに関心を持ってもらうことを主眼に置き、公共団体、ゼネコン、コンサルの仕事の目的、建設業界での役割分担の話のほか、最後に国土交通省の仕事内容などについて話をしています。
国土交通省は法律や制度をつくるほか、全国に直轄の事務所を持ち、道路や堤防などインフラの整備もしています。海外で仕事をすることもあります。そういう話をしています。
試験対策は、院試勉強の延長で大丈夫
――インターンもされてますね。
吉岡技術企画官 本省では、政策の企画立案を体験したり、職員と意見交換したり、現地視察するインターンシップを5日間実施しています。今年8月のインターンには45名の学生が参加しました。
各地方整備局では、現場で1週間~1ヶ月ほど就労してもらうインターンも行っています。こちらは、毎年地方整備局ごとに10名前後の学生が参加しています。
学生に、現場の最前線でリアルな現場を体験してもらうことは、有意義な機会だと考えています。実際に採用になった方の中には、「この就労体験をきっかけに、国土交通省に入ろうと思いました」と言う方もけっこういらっしゃいます。

インターンの様子 / 国土交通省
――インターンの場で「学生の品定め」をすることはあるのですか?
吉岡技術企画官 そういうことは一切ありません。インターンシップは純粋に国土交通省の仕事を体験してもらうのが目的です。
良い学生がいたら、「試験を受けてくださいね」と声を掛けたり、可能な限り相思相愛になるように努力はしますが、まずは試験を通るのが前提になるので。
――試験に関するアドバイスは?
吉岡技術企画官 試験問題は人事院が作成しているもので、傾向と対策については多くの情報が巷に溢れています。まずは一般的な対策をしてもらえれば大丈夫だと思います。
私自身の経験に照らせば、大学院の試験では一通り土木の勉強をおさらいするので、その延長のような勉強をすれば、大丈夫だと思います。極端に難しい問題ばかりが出るわけではありませんよ。
最近思うのですが、結婚すれば幸せになるとか、子供がいれば幸せだ、とか、高収入な男はモテるとか、男は肩書とか、国を動かす醍醐味とか、、、ぜーんぶ若者に背負わせるためのキャッチフレーズだよね。
株を買うと儲かる、というのと同じでしょ。
要は株を買わせる売り文句。
財務省の人材確保の売り文句に今の若者は乗せられないと思う。
人生は一度きり。
災害時でも無視して定時で帰れるなら考えるけど土木技術者の誇りとかいって社会のため働きますと思う若手はいないよ。まず給与と待遇と転勤を改善してから物言え。国交省さんは元々スタートラインにすらたってないんだよ。最近になってやっと技官で事務次官なった組織なんて信用無し