売上300億円は通過点。目標は4ケタ億円
――会社設立から半年ほどですが、業務の状況は?
柴田 今のところ、事業計画を大幅に上回るような引き合いをいただいています。会社設立から半年間で、すでに27都道府県で業務を行っているところです。
今後も引き続き、各インフラ事業者さんと一緒になって、ドローン点検などの事業を水平展開していくことになります。具体的には申し上げられませんが、各社さんからのJIWへの出資について、調整を行っているところです。
――素晴らしいですね。
柴田 会社を設立した初年度は、お金を稼ぐのは大変なはずですが、たくさんのお引き合いをいただくことができて、ありがたいことだと思っています。JIWは社員10名でスタートしたのですが、現在では21名に増えています。今年度末には42名に増える予定です。
とにかく仕事が多すぎて、人が足りないんです。半分はNTT西日本グループからの出向ですが、半分は、土木などその道のプロをスカウトしています。
――2025年度に年間300億円の売上げを目指すそうですね?
柴田 その通りです。日本全体のインフラの点検、修繕のマーケットが1兆円と言われているので、売上げ300億円は、とても小さな金額であって、一番コミットできるであろう弱読みの確定的な数字だと考えています。売上げ3ケタ億円の達成は、あくまで通過点に過ぎず、JIWは運輸や物流を含めた売上げ4ケタ億円を目指しています。
それは簡単な数字ではありませんが、計画通りしっかり信頼を積み上げていけば、決して不可能な数字ではないと考えています。
――本社を東京に構えたのは、オールジャパンでビジネスをしたいというお考えからですか?
柴田 その通りです。インフラに関わる会社トップ25社をカテゴリー別で並べると、9割の会社が東京に本社を置いていました。その9割の会社のうち、6割が東京駅周辺に本社を置いていたんです。
最初は、JIWの本社を東京駅周辺に置こうと思って、いろいろ探したのですが、坪単価4、5万円と高い上に、100m2程度の狭いスペースで借りられるオフィスビルがほとんどないんです。東京駅に近くで、リーズナブルに借りられる物件は、この銀座一丁目の小さなオフィススペースが集まるエリアしかなかったのです。それで本社を銀座にしたんです。
8月には、大阪の緑橋駅にも出先事務所を設置しました。当面はこの2つを拠点に事業を行っていきますが、ジワジワ全国に拠点を増やしていきたいですね。
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