連携、チームプレイできる人材を求む
最後に、求める人物像を聞いてみた。
「今の時代、複雑な課題を様々な機関と協力して解決するという、連携、チームプレイが求められるようになっています。とくに国土交通省の所掌する業務は関係者が多く、一つの政策を進めていくうえでも、他省庁、自治体、民間事業者など多様な主体に協力してもらうことになります。
また、国土交通省内で考えても、いくつもの部局が存在し、その中に法律、経済、土木、機械、建築など、バックグラウンドの違う人間がたくさんいて、それぞれが機能し合いながら日々課題解決に取り組んでいます。国土交通省の強みはその『多様性から生み出される力』だと思っています。
学生のみなさんには、連携、チームプレイの重要性を理解した上で、国土交通省に来ていただきたいと思っています。もちろん、個々の能力は重要ですが、いくら能力があったとしても、自分の力だけで仕事を進められることはありませんから。自分の考え・色は持ちつつも、他者を慮ったり、他の意見を尊重できる学生をこそ、われわれは求めているんです」。
「国土交通省で働きたい」という人は、この言葉を噛み締めた上で、試験に臨んでほしいところだ。
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「動画を見る限り、水位計は水没か水没に近い状況で、観測不能の期間が生じたと考えるのが妥当だと個人的には思う。計測値は10分ごとなので、濁流が橋桁を越えるような状態が10分未満ならピーク水位を測定できたとも考えられるが、もっと長く続いていたと思われる。なんとも腑(ふ)に落ちない計測結果だ」と答えた。
国交省九州地方整備局(福岡市)の酒匂一樹・河川計画課長は9月27日、朝日新聞の取材に応じた。「水位が測れていることは事実。計測値は水位計からリアルタイムで外部のサーバーに送信されている。水没すれば『センサー異常』と通知されるが、そうなっていない」と答えた。