問題のある客と付き合い続けてはいけない
直井氏 その会社からは他にも依頼があって、実は2回その会社と仕事しました。
他の現場の話は、公園の傍の縁石の土壌の入れ替えの工事でした。縁石の中に細い街頭の線がずっと入っていて、それも事前に聞かされていませんでした。
普通は、役所から元請けへ「この縁石には街頭につながる配線があるから気を付けて」とか図面を基に注意喚起なりあるでしょう。でも、1次下請けの客先は元請けに確認してなかったのか、聞いていたのに忘れたのか、現場で作業を始めてから発覚しました。そして、その現場でも不慮の埋設線を掘削中に切ってしまったのです。
「ここを掘削してください」と、その1次下請けから明確な指示があり、かつ、その場所に事前に聞かされてない埋設物があった。それに対し、実際に施工する業者へ責任転嫁するというのはお決まりの対応です。
――近隣住民への影響は? 停電にはならなかったのですか?
直井氏 歩道の街頭に繋がる配線で、一帯の停電なんかの大事にはなってないです。その縁石の中にあった電線を引っこ抜いてしまっただけで、すぐに付け直して事なきを得ました。
でも、情報開示せず問題が起きたら知らんぷりで、ホント、「じゃあ、おまえらが掘れよ!」って言いたくなりましたよ。
本当は、断ろうと思っていた仕事でしたが、どこも請けてくれないって泣きつかれて…。
――請けてしまった。
直井氏 はい。それで、話は終わらず、その後も桜の木を3本伐根してくれと言われました。
――現場で急に?
直井氏 伐根はもともと聞いていました。でも嫌ですよ。まだ生きてる桜の木ですよ。私も日本人ですから桜の木を切るなんて。一般的に「ソメイヨシノ」の樹齢は65年と言われていますが、それらの桜はまだ50年くらいに見受けられたから嫌だったよ。
――日本の象徴ですもんね。
直井氏 うん、心が痛んだ。桜の木の伐採については、一応、元請けが神主さん呼んで対応していましたけどね。
でも、それだって、1次の客先から指示されて伐採してるのに、現場で元請けから「何、切ってんだ」とか、「ちゃんと拝まないとダメよ」とか、後からいろいろ言われて本当にムカついた。
――その1次が元請から庇うべきですよね。
直井氏 まあでも、そんな余裕は無いって分かってましたけどね。なんせ、元請けにべったりでゴマするばかりで、施工内容も把握せず管理も杜撰で何も分かってないですから。
で、その1次は埋め戻しの段になってそれも慣れてないから、仮置きする客土をどこに置くのかも計算にいれてなく、3日も延期したの。
――延期になった原因は?
直井氏 その区画も不慮の埋設があって工期が遅れ、埋め戻しの段取りを怠ったのかキャンセルが効かないって言ってさ。
延期しようってなったのに客土搬入の日程を事前に調整せず、埋め戻し業者へ直前に言ったと思う。そんでもって、「どこか置くとこないですか?」って言うから。
――どれくらい?
直井氏 8tダンプ車5台分を。急にどこに置くって言ったって、施工計画に仮置きの工程も無いしそんなスペースも現場に無かった。普通、キャンセル効きますけどね。
そんな1次下請けだから業者から馬鹿にされていました。
――他の業者さんも急に変更・追加をする会社だから、御社のように無理して付き合いを継続しなくていいと思っているでしょうね。
直井氏 うん、業者から完全に舐められていたし言いなりになると思われているから、そのしわ寄せがこっちまで来ちゃうんだよね。
埋め戻しの延期も埋設線の存在を知ってなかったから。埋設線って言ったって、こんな細い家庭用に繋がってる線がコルゲートとか電線被覆管で覆われてるんじゃなくて、裸で埋まってんだよ。
結局「一喝」してないやさしさ。
現在は技術者不足で断る案件が増えてますね。
記事内の写真って・・・事務所内?!
俺が知る限りは、だが2020年4月1日過ぎたら住宅でもないなら原則喫煙所等以外で喫煙禁止でしょ
かっこつけのために持っただけって可能性もあるが、まあ、そもそもそういった法規知らなそう
李下に冠を正さず
こんな言葉あるんだから、わざわざやからみてーな格好しないでビシッとすれば、、無理ですか?