法面機械その5.「ロータリー式ボーリングマシン」(薬液注入工・温泉・大口径杭)
ロータリー式ボーリングマシン(スキッド式)。この機械はパーカッション(打撃)のないロータリー式ボーリングマシンで、回転と推進力で削孔していきます。昔は、この手の機械でロックボルトや水抜き(水平ボーリング)なども施工していたらしいですが、私はやった事はありません。薬液注入工では常にこれを使用しています。
削孔ビットはメタルクラウンを使用。この機械は小型機から大型機まであり、大口径杭や温泉掘削などでも使用します。杭の場合、ダウンザホールハンマを使用します。
この機械は軽量削孔機という部類で積算されます。
法面機械その6.「スプリングドリル」(鉄筋挿入工・ロックボルト工・アンカー工)
スプリングドリル(スキッド式)。パーカッション(打撃)部分がスプリング方式という、新しい打撃方法の機械。機械重量が約500キロで非常に取り回しがよく、標高の高い足場の施工に向いています。このクラスにしてはパワーもあり、しっかりと2重管削孔が出来る機械です。2重管鉄筋挿入工ではかなり重宝します。ただし15mを超えるアンカーの場合、土質によっては厳しくなります。
10~15mのアンカーなら、施工能率の有無もありますが、ほぼ網羅できる機械です。