広電建設ベテラン2人の足跡
——ハードな現場で経験を積まれてきたベテランのお二人ですが、広電建設に入社された切っ掛けと今日までの道のりは?

田川英樹氏(広電建設土木部長)
田川 私は広島の建設業界にいれば、石を投げたら当たる(笑)広島工業大学土木学科からの新卒で入社30年目です。バブル期で新卒の売り手市場だった頃、就職活動を行いましたが、当時の土木部長が母の知人で会社訪問したところ、「就職先は他にもあるだろうが、ひとまずウチで1週間アルバイトしてみるか?」と誘われました。誘いに応じて働いてみると、その時の土木部は20代がほとんどを占める若い組織で、仕事自体はキツかったけれど、年齢が近い者同士のアットホームな雰囲気がすっかり気に入り、入社を即決しました。
入社後は、鉄道軌道工事を少しかじって官庁関係の公共工事に15年ほど従事したのち、40歳くらいから鉄道軌道を専門にやってきました。鉄道軌道部門は現場で経験を積んで技量を磨かなければ対応できない作業も多く、分岐器の組み立てなどは難度が高くて習得するのに個人差はありますが、最低5年以上かかるんですよ。現在は後に続く人材の育成に励んでいる最中です。
今の若い子は考え方も違うので、私たちの頃と同じようにはできませんが、甘やかすだけではなく、締めるところは締めて、それぞれが高いスキルを身に着けられるように指導しています。あと、会社が楽しいと思えるような雰囲気作りにも気を配っています。私が入社した頃のみんながいつも笑顔でいるような居心地の良い職場にするのが理想ですね。

北川里志氏(広電建設執行役員 土木担当)
北川 私も新卒入社で社歴は35年です。呉工業高等専門学校を卒業したのですが、就職難の頃で、公務員を志望する同級生が多い中、ちょうど広電建設の求人があったので「自分は公務員には向いていない!」と思い、ウチを選びました。以来、鉄道軌道を含めて土木畑を歩き、現在はこの部署全体の管理を担当しています。
若い頃から何でも自由にやらせてくれる社風だったので、仕事はしんどくても、それなりに楽しく過ごしてきたと思います。昔は職場のリクレーションや飲み会もよくありましたからね。時代の流れなのか?今の若い子たちは、そういった会社の行事を好まなくなっており、少し寂しい気がします。
かっこいい!
苦労が顔に出ていて男前。
ますます広電が好きになりました。
これからも無理せず若手を育ててください。
広電がそうかはわからないけど、鉄道って夜間の作業が多い割に、そこまでおいしくないイメージがありますよね。
うちもそうだけど、何かを変えないと、若者の離職は止められないと思う。
JRの軌道工ですがきついですね
広島を思い浮かべると「市内電車」は切っても切れない関係ですね。
紅葉シーズンになり、宮島の観光客も増える中、「ひろでん」のたゆまぬ努力があってこその観光都市広島です。
広電建設の皆様の苦労があってこその、市内電車です。感謝して使わせて頂いています!!