キセイ概念を打破するICT建機の法面施工
上の写真を見てもらいたい。
丁張レスで実施するため、先行の法面掘削は、マシンコントロールのICT建機が施工を行う。
その後ろは、通常のバックホウでオペレータが先行したICT建機の法面の傾きを見ながら施工を行う。
カルガモ走行のような方法で施工を行うことによって、ICT建機が1台ですべての法面施工を丁張レスで実施したわけだ。
結論を聞けば誰でも納得するだろう。しかし、この発想を生み出すことができるのは、現場で工期短縮とコスト縮減を意識して取り組んでいるからこその賜物だと思う。
工期的には丁張レスや施工効率を考えて、ほぼ当初の予定の2割5分から3割弱ほどの効率を上げ、コスト的にも従来の施工方法よりも2割程度抑えることに成功した。
工期の短縮は、コストが高くても良いのであれば、誰だってできる。その逆もまたしかりである。
しかしながら、現実の世界はその両方を求められている。だからといって、一般的に言われている方法や考え方では、その両方は実現できないのが実際の現場だ。
だからこそ、キセイ概念の打破とカイゼンが必要なのである。この2つの考え方を実践できた技術者たちが、本当の意味でi-Construction推進の実務者であり、経験者なのである。
この規模ならわかるよ。
でも、んーって言っている人達は街場の中の工事でC等級、いってもBとかが主。あまり響かない。
やはり現状のICT施工には合う合わないがあるね。
ついに読みたい記事になってきた。これをタダで読めるのはいいね。施工の神様は建設メディアで一番影響強くなってきたよね。応援してます。
面白い。もっと具体的な話を聞きたいです。