大手教習所に不満。立地とサービスで差別化
――建機メーカーなどが運営する大手教習所とどう差別化していますか?
水越 まず、建機の教習所が無い地域も多いんですよ。例えば、湘南トレーニングセンターがある神奈川県西部には、技能講習を受講できる教習所は存在しませんでした。
私も、朝8時から始まる講習のために5時に起き、2時間掛けて教習所へ通っていましたから。受講者からすれば、近くにあるというだけで、十分メリットになるんです。
しかも、教習所の講師ってホスピタリティに欠けているというか。受講者を”お客様”として迎えて入れていない講師が本当に多いんですよ。対応は冷たいし、講習もただテキストを読むだけ。
何より、大手教習所だと開催日の融通が利きません。私たちが教習所を開設するきっかけになったときのように、必要になったときにすぐに受講できない。日程が合わないと、たった数日の講習なのに、受講開始が1カ月も2カ月も先になってしまうこともあるじゃないですか。なので、湘南トレーニングセンターでは、臨時講習や出張講習も開催しています。
大手教習所への不満はめちゃくちゃ出てきますね(笑)。これを解消するよう、サービスを差別化することで、大手教習所とも十分にすみ分けができるんです。
外国人労働者に豊富な助成金、教習所ビジネスに追い風
――これからのプランは?
水越 ICT施工の普及を見据え、4月からはドローン講習も始めました。また、入管法の改正に合わせて、外国人技能実習生向け講習もスタートする予定です。現段階では、中国語やベトナム語に対応できていないので、マニュアルや通訳の整備を進めています。
技能実習生をはじめとした外国人からの問い合わせもかなり多いんですよ。とくに三郷トレーニングセンターは地域柄、外国人が多いですから。
外国人技能実習生向けの講習は、大手の教習所もようやく対応を始めたところで、どこも受入体制の整備が間に合っていないので、先んじて全建教で対応していきたいですね。
――教習所ビジネスは、中小建設会社にとってチャンスですね。
水越 助成金の充実や外国人労働者の増加、労働災害に対する企業意識の向上といった外部環境の変化は、教習所ビジネスにとっても追い風で、まさに今がチャンスだと感じています。
ただ、私は運よく労働局で優しい女性に出会って、たまたま建機の教習所を始めることができました。でも、一から始めるには、かなりの時間と労力が必要なことは身をもって知っています。
これからは、全建教でのFC展開を通して、中小の建設会社が持つリソースを最大限に活かした、新しいビジネスモデルを提案したい。そして、建設会社の可能性を一緒に拡げていきたいですね。
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凄い発想、行動力。うちの会社もやれそう。副業時代にも合っていますね。
社長も気になる。パンチパーマって。
パンチパーマ?
目の付けどころがすごい
ウチでもやってほしい。講師やってみたい
すごい行動力
うちもできそうじゃん。社長に行ってみます。ヒントをありがとうございます。
やっぱ、この業界を変えるのは若手ですねw
ヘルメットのかぶり方・・・