日本の公共工事で、ダウジングを使えるか?
現場に来たダウジング調査官に、ダウジングに使う金属棒はどんなモノが一番良いのか、聞いてみた。
すると、「これが一番良いんだよ」と、自分の使ってる道具を指さした。ダウジング調査官が言うには、ちょっとした金属棒の動きにでもしっかり反応できるよう、握り棒の真ん中に開いた孔の内側が大切なんだという。
「ここだけは何の抵抗もなく、クルクル回り続けるくらい表面が平滑じゃないとダメなんだ。だから、毎日磨いてツルツルにするんだ」
確かに、孔の内側もステンレスの棒も、ピカピカに磨いてあった。
「それを使えば、私にもできるかな?」と聞くと、「良い道具さえ揃えば、誰でもできる」らしい。「それなら、ちょっと私にもやらせてもらっていい?」と聞いてみたのだが、「それはダメだ!この器具は触らせない。手の油や汚れが付いて、万一錆びたら困る」と言われてしまって、やらせてもらえなかった。
モンゴルでは、多くの人間から「ダウジングは役に立つ。理屈がどうであれ、水に反応して金属棒が開くのは本当だ」という。中には、「あれが無きゃ、仕事にならない」と、言い切る人もいたくらいだ。
実際にダウジングの実力を目の当たりにした私は、今の科学では説明できないかたらと言って、ダウジングを否定するのはオカシイのでは?と思うようになっていた。
ただ、日本の公共工事で「ダウジングで調査します!」と言ったら、役人はなんて言うだろうか? 科学的根拠を出せとは間違いなく言うだろうが、どんな反応をするのか一回言ってみたいみたいもんだ。
反面、理屈抜きでもダウジングを「効果あり」と認めている国や、試験の合格者に免許を与えている国もある。
いずれにしても、何が正しくて何が間違っているかなんて、場所が違えば簡単に逆転する。
私もついつい自分の中の既成概念で判断しがちだが、「所変われば品変わる」だ。これだけはどんな現場でも肝に銘じている。
平成のはじめまで東京都下水道局がダウジングで工事してました。
ただ「東京都がオカルトまがいのことを使うな」というクレームと東京都の財力で機械に切り替わりましたよ。
少し前まで地方の水道局の職員さんは出来た人いたみたいです。