エラスタイトとは、コンクリートのひび割れを避けるために入れる、板状のアスファルト系の伸縮目地材のこと。伸縮目地は、温度変化による素材の膨張や収縮、振動などによって起こる影響を緩和し、建物の耐久性を向上させるために設けられる。
擁壁、護岸、ダム、貯水池、水路、屋上防水の目地など、幅広い用途で使われる。コンクリートの伸縮する目的で設置されるため、耐久性もあり、耐腐食性もある。
目地としての復元性が弱く、コンクリートからの圧力や劣化などで表面に盛り上がってくることなどがある。防水目的での改修の際にはエラスタイトを撤去し、シーリング材などを埋め戻す。8~10メートルピッチで設置することが多い。