経営危機から脱し、100億円以上を売り上げる小竹興業
小竹興業株式会社(香川県高松市)は、創業120年を超える建築会社だ。
民間建築の老舗として、香川県内の得意先相手の仕事をメインに受注していたが、バブル崩壊の影響により仕事量が減少。売り上げが40%減小するなど経営危機に陥った。
そこで小竹興業は経営の大改革に着手。「手堅い商売」から方向転換し、それまで手を出していなかったマンション建築の仕事や、県外の仕事などの受注に乗り出した。その結果、10年後には、売上100億円を超えるまでに会社の業績はV字回復を果たす。
小竹興業の強みは「生産性の良さ」。従業員70名で100億円以上を売り上げている。従業員1人当たりで換算すると、売り上げ高は約1.5億円となり、大手ゼネコン並みの数字を誇る。
競争の激しい地域の民間建築の分野で、なぜこれほどの高い生産性を保てるのか?
大改革の陣頭指揮を執ってきた小竹和夫社長をはじめ、村上博文氏(取締役建築部部長)、越智俊介氏(購買部課長)にいろいろと話を聞いてきた。
原価管理の徹底って難しいよね
うちまだどんぶり勘定ですけど(笑)
こういう社長についていきたい。
こうやって経営努力してる地場の企業はたくさんあるね
こういう会社もちゃんとあるって広まることが人手不足が解消する近道かもね