ネットキーパー工法とは、剥落防止工法の1つで、原理的には、コンクリート構造物表面にポリプロピレン繊維を3方向に配列した繊維シートを接着剤で貼り付けるものである。また、接着剤の固化時間が延長したことで、従来型に比べ温度による施工上の影響を受けづらく、結果(接着剤の)使用量が増加/施工時間の延長に寄与するものである。尚、ネットキーパー工法における仕上げ材に関しては、屋外での速乾性/耐候性の観点から(従来型の無溶剤系でなく)有機溶剤系の塗料が採用される。ちなみに西松建設/アオイ化学工業によって共同開発されたネットキーパー工法は、東/中/西日本高速道路会社が定める構造物施工管理要領で規定される剥落防止工法に適合するものである。
ネットキーパー工法
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