バックルプレート桁(BP桁)とは、床版に凹型プレートを用いた道床式橋梁を言う。閉床式鋼橋梁。BP桁に用いられる凹型プレートは、加熱した鋼鈑を床板に押し付けて成型する。BPは正方形または長方形で、1辺の長さ0.9~1.5m、板厚6~10mm。上面にはアスファルトやモルタルが敷かれ、防水、腐食防止に寄与する。バックルプレート桁(BP桁)は、明治初期から昭和40年にかけて都市部を中心に架設されてきた。特に、レールレベルを低くし空頭を確保できる点、そして雨水や汚水などを垂らさない点などから、都市部の道路交差部で多用されてきた。しかし1973年以降、閉鎖式鋼桁に鋼床板を適用可能な技術が台頭してきたことや、保守点検上の諸問題などにより用いられなくなっている。現在では、亀裂や漏水などが発生してきており、改良工事が必要とされている。改良工法としては、下支え工法、マクラギ抱き込み桁工法などがある。
バックルプレート桁(BP桁)
話題の記事
-
点数稼ぎに走るのは「なんか違う」
- インタビュー
- 技術を知る
2023.05.30
-
【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞
- インタビュー
2023.04.18
-
人と機械はどう補完? これからの橋梁点検
- インタビュー
- 技術を知る
2023.02.28
-
地場コンが無理やり「週休2日工事」を導入した結果
- 失敗を生かす
2023.02.24
-
職人が大激怒!現場監督として初めて担当した現場でトラブル発生…
- 失敗を生かす
2022.10.07
-
日ハム新球場は600億円、神宮球場は53万円? プロ野球12球団スタジアム建設費ランキング
- エトセトラ
2022.05.03