移動式つり足場とは、東鉄工業によって開発された新幹線防音壁補修向けのアルミフレームのボックス足場のことで、2基=1セットとするものである。原理的には、防音壁(RC直壁/逆Lタイプ)の線路側から昇降階段/手摺/幅木/作業床で構成されたボックス足場/ハンガーレール(3.6m/本)/アームを設置/撤去し、壁沿いのハンガーローラーを横移動させることで安全/効率的に補修作業を行うものである。尚、移動式つり足場には脱落防止のため一定間隔(10m)で逸走防止クランプが設置され、防音壁/移動式つり足場の間には200mmの作業空間を確保するものである。補修作業に際しては、新幹線/在来線を線路閉鎖する夜間に限定されるため、作業の効率化が課題とされており、今後の本格導入が期待される。
移動式つり足場
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