LL-Fp工法とは、西松建設によって開発された大口径鋼管(139.8mm)の長尺打設工法のことで、超長尺大口径鋼管先受け工法とも呼ばれる。原理的には、トンネル外周部に大口径鋼管を長尺打設して、地山に薬液注入するもので、ひいてはトンネルの変形(沈下)抑制/切羽安定化に寄与するものである。尚、大口径鋼管の内部にAGF鋼管を挿入することで2重構造による剛性増強も可能、また変形量の計測/監視による削孔データを活用することで地山性状を評価し、脆弱部の有無を確認することで、狭隘地においても施工効率を低下することなく、安全な打設を可能にするものである。ちなみに、LL-Fp工法は坑内用特殊鋼管受け治具を活用することで打設精度を挙げ、鋼管接続装置の活用で接続の半自動化も可能とされる。
LL-Fp工法
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