ツライ部分をやり遂げることが、やりがいに

大石(施工の神様ライター)

天野さん(土木部・部長)
例えば、河川パトロールの仕事では、台風や大雨などの日に、川の水位や堤防の状態などをチェックするのですが、雨風の強いときにこそ出動したりしなければならないところは大変ですね。
「普通のサラリーマンとは違うな」と思うことはあります。朝は早く、書類づくりもあるので、夜も遅くなることもあります。
大地や自然に左右されながらも、一方で、絶対に工期を守らなければならないので、工事が終盤に差し掛かると、プレッシャーで精神的に追い詰められるということもあります。
土木の現場では、全部が全部うまくいくことは基本的にありません。色々な困難を乗り越えて工事を完成させていくことが、やりがいでもあります。

大石(施工の神様ライター)

橋本さん(建築部・部長代理)
工期的にきつくても、お客様からの期待はもちろん、近隣住民の皆様や多くの人の期待を背負って工事を進めています。
それだけでなく、原価管理という負荷もかかることがあるときには辛さを感じますね。
ただ、そういう辛い部分を乗り越えてやり遂げることが、仕事のやりがいなんだと思います。

大石(施工の神様ライター)

勝又さん(土木部・工事一課課長)
現場監督をやっているときは、自分がそれらの真ん中にいるという意識を持って、それらを結びつけるのが自分の仕事であると考えてやってきましたが、こういう対人関係づくりが一番つらかったことです。
天野部長も話していましたが、土木の仕事は定時の仕事ではなく、雨や台風が来れば、防災などのパトロールを行う必要があり、24時間労働です。時間的な制約がないので、常に仕事をしているような感覚が続くこともあります。
今後改善される必要があるとは考えていますが、この辺りも慣れないとつらい面があると思います。

大石(施工の神様ライター)

三須さん(建築部・工事一課)
コミュニケーションをとりながら歩いていると、30m進むのに1時間かかるとか、電話が1日中鳴り止まないとか、休み時間もろくに休めないという状態でした。
土木と比べれば、建築は体力的にはラクなのかなと思いますが、建築は人が多い分、対人関係で大変な思いをすることが多いのではと思っています。
中には自分がやりたいように仕事を進める人もいるので、大人数になってくると、それらを毎日チェックするのはなかなか大変です。

大石(施工の神様ライター)

齋藤さん(土木部・工事一課)
図面を見てパッと全体のイメージをつかめるようになれば、いろいろな仕事が変わってくると思いますが、今はその辺りで苦労しています。仕事の上で一番つらいなと感じているところです。
セクハラしてくる職人は「逆にカワイイ」

大石(施工の神様ライター)

下山さん(建築部・工事一課)

大石(施工の神様ライター)

下山さん(建築部・工事一課)
基本的には、力仕事は男性の職人さんがするように工程を組んでいるのですが、自分が工程ミスをした場合は、自分で力仕事をしなければならない場合もあります。やはり体力的につらい面はあります。

大石(施工の神様ライター)

下山さん(建築部・工事一課)
女性ということで、現場の雰囲気が良くなったり、親近感を持ってもらいやすいということはあるのかなと感じています。

写真作品「脚立を片付ける女」

大石(施工の神様ライター)

天野さん(土木部・部長)

大石(施工の神様ライター)

下山さん(建築部・工事一課)

大石(施工の神様ライター)

下山さん(建築部・工事一課)
そういう職人さんは逆に「カワイイ」ですね。今までセクハラで嫌な思いもしたことがないので、仕事をする上であまり気にしていません。むしろ現場監督になる前は、「男社会でセクハラなどあったらどうしよう…」と心配していました。
ですが私の覚悟とは裏腹に、みんなが和気あいあいとしていて、工事現場は女性でも働きやすい職場でした。
新卒で入るならこういう会社がいいな~
一人ひとりのお言葉が、全て腑に落ちる。
とても良い会社ですね。
人材を育てるのは難しいですが、これも「圧倒的当事者意識」があって出来ること。参考になります。
私も土木は経験工学だと考えています。土木のことだけ考えていてはダメです。この仕事は震災で設備・プラントの仕事がなく失業してこの世界に入りました。派遣で7年近く働いて感じたことは、働き方改革をしてはいけない職種であり、発注者はどの人間でもお客様です。当事者意識がないから合いも変わらず近隣住民に迷惑かけて、工事の受注者が営業停止になったり、ゴタゴタしています。完全閉所日・45時間残業・被災地価格(人権費)なにもかもおかしい復興バブルです。派遣でも自分は「当事者意識」を持って作業員に怪我させないことを心がけてきました。でも、元請は評価しない。次の派遣先は発注者支援業務というので辞めました。本来発注者は外部に支援を求めることはおかしいと感じますし、こちらはあくまでもいい受注者でありたいと感じています。
下山さん可愛いな