BTM(防護柵切り替え用車両)とは、交通量に合わせて工事中の車線規制範囲を自在にかつ安全に変更できる移動式防護柵のことで、2016年4月に初めて日本に導入された。BTMはBarrier Trasfer Machineの略称で、原理的には、専用の防護柵切り替え車両を10km/hで走行しながら、コンクリート製の防護柵の位置(最大5.5m)を移動するものである。コンクリート製防護柵の基本形状は、長さ1m、幅0.46m、高さ0.81m、重量680kg。BTMは車両床下に曲線のガイドレーンを装備しており、防護柵はガイドレーンを伝わって動いて、隣の車線に降下するもので、大型車両の操作経験を保有していれば、数日間の訓練で操作可能とされる。高速道路における大規模更新・修繕事業の本格化に伴い、長期的な車線規制による渋滞の緩和立案は課題となっている。BTM(防護柵切り替え用車両)は、LINDSAY(米国;ロードジッパーシステム)を用い、東日本高速道路会社によって開発された。
BTM(防護柵切り替え用車両)
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