作業の関係を明確にして、工事進捗管理を行う図表で、作業を矢線で表すアロー型、丸印で表すサークル型の2種類がある。
施工順位と作業の開始・終了を矢印(アロー)であらわし、作業順番を○印(イベント)であらわす。アローには日数を書き込む。作業の前後関係のみを示すダミーは、作業の内容や時間的要素は含まず、架空の作業を意味する。分岐が複数もうけられ、最も日数がかかる経路にあわせて、分岐を収束させることを視覚的に確認できる。これにより、工期(クリティカルパス)が明確になり、重点管理ができる。
各工程の前後関係や手順がわかりやすくなるため、大規模な工事や複雑な工事に向いている。ネットワーク組み立ての難易度が高く、作成に時間を要する。工程の相互関係が視覚的に確認でき、作業に変更があった場合の全体の影響を把握しやすい一方、全体の出来高が一目ではわかりづらいという側面もある。
ネットワーク工程表
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