暗渠(あんきょ)とは、ふたのある水路または地下水路のこと。通水路や排水溝など、ふたが簡単に外せるものも含まれる。鉄道や道路の地下に埋設したりもする。
都市部では、主に道路脇や市街地の地下に暗渠が設置されており、道路として使われていることも多い。地下に水路を配置することで景観を美しく保ちつつ、都市のインフラを効果的に構築できる。
暗渠は、何かが外部から混入するのを防いだり、外に臭いが漏れないようにする目的もあり、農業用水もふたがあれば暗渠と呼ばれる。はじめから計画されたものもあれば、利用される場所によって暗渠になったものもある。
一方、ふたのない水面が見える構造の水路は開渠(かいきょ)と呼ばれる。