渓流保全工とは、原理的に、山間部の平地や扇状地を流下する渓流などにおいて、乱流/偏流をコントロールすることで、渓流の侵食/崩壊などを防止し、また、縦断勾配の規制によって、渓床/渓岸侵食の防止を目指すとされる。渓流保全工は床固工、帯工、護岸工、水制工、流路工などの組み合わせから構成される。尚、渓流保全工の原則として、計画域の上端部に、流出土砂の抑制/調整効果を有する砂防えん堤あるいは床固工を設置しなければならず、施工に際しては上流側から下流側に進めることとされ、また、渓床勾配の折点には床固工を施工して段差を設け、曲線部における外側護岸の天端高は、内側護岸よりも高くすることとされる。ちなみに、生態系保全/自然調節機能の活用の観点から、多様な自然地形を出来るだけ活かすような砂防施設を配置する必要があるとされる。
渓流保全工
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