3C先行覆工地中拡幅工法(Cut and Connect in a Circle)とは、西松建設によって開発された大深度における非開削地中拡幅工法のことで、原理的には、円形の外殻先行覆工を構築後、止水された内部地山を掘削することで、非開削による大断面地中拡幅部を形成するものである。より詳細には、切削セグメントによる縦断方向の小口径先行シールドの構築後に、流動化処理土で充填して(円形の)先行セグメントを造り、続いて鋼製セグメントにより(先行セグメント内部に)後行シールドを重複掘進することで、凍結工法によって周囲を止水後、切り広げを実施して結果的に後行エレメントを造成するものであり、未固結の地盤条件においても安全で耐久性/工期短縮に優れた大断面拡幅工事を可能にするものとされる。ちなみに、3C先行覆工地中拡幅工法(Cut and Connect in a Circle)は、シールドラップ工法/シールド発進坑口エントランス止水工法/内面貼り付け凍結管によるブロック限定凍結工法を組み合わせて開発に至った経緯がある。
3C先行覆工地中拡幅工法(Cut and Connect in a Circle)
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