CLT(直交集成板)とは、大規模木造建築物の構法をいい、原理的には、板の層を各層で直交するように積層密着させた厚形パネル(直交集成板)のことを指す。CLT(直交集成板)は(Cross-Laminated-Timber)の略称。国交省は、直交集成板(CLT)を用いた告示案をまとめ、一般的な設計法/基準強度/構造部材に用いる上での品質/燃えしろ設計などの技術的基準を定めたとされる。建築基準法上においてはCLTの強度や設計法の定めがないため、精緻な構造計算を行った上で大臣認定を受けなければならず、その手間と時間が課題になっていた。なお公示案には、木材を露出したまま使う(現し)を前提に、火災による消失部分を考慮した(燃えしろ)設計手法も定められたが、構造的には5~7階建(60m以下)程度が限界とされ、また防火的には防火被覆を使用し4階建までが大臣認定無しで建築できるとされる。
CLT(直交集成板)
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