JASSとは、(一社)日本建築学会が発行する「建築工事標準仕様書(Japanese Architectural Standard Specification)」の略称で、建築物の質の向上のため、合理的かつ経済的な一定の標準を定めたもの。
建築物の設計・施工・維持管理などに必要な標準的な規格や仕様をまとめた書類で、「標準仕様書」などとも呼ばれる。
建築基準法には記載されていない、材料の選定や施工方法などが細かく掲載されている。内容は建築基準法に基づいて作られているが、JASSには法的な拘束力はない。
工種ごとに仕様書があり、それぞれナンバリングされている。JASS1は一般共通事項、JASS2は仮設工事、JASS5は鉄筋コンクリート工事、JASS6は鉄骨工事など。