Kui Taishin-SSP工法(Super Strengthening Pile Bents)は、パイルベント橋脚を圧入鋼板巻立てによって耐震補強する方法。水中不分離型無収縮モルタルによって既設杭と一体化させ、耐震性能を向上させることができる。大規模な仮設を必要としないため、安価で施工できるほか、狭い梁下空間における施工性にも優れる。また、低騒音・低振動で施工でき、施工中でも供用可能。流水阻害、河積阻害も最小限で済む。Kui Taishin-SSP工法は、オリエンタル白石の橋脚耐震補強工法であり、独立行政法人土木研究所が平成11年から実施している官民共同研究「既設基礎の耐震補強技術の開発に関する共同研究」で研究・開発された。国土交通省「公共工事等における新技術活用システム(NETIS)」では「2009年度準推奨技術」に選定されている。柱状体圧入補強(PRP)協会が、工法の改善・普及を図っている。
Kui Taishin-SSP工法
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