STTG工法とは、一般社団法人STTG工法協会によって開発されたコンクリート構造物向けの漏水補修工法のことで、原理的には、コンクリートのひび割れ/打設目地/コールドジョイントなどの漏水箇所に対して、石油樹脂/アクリル樹脂系材料(水性ポリマー系分散液)と硬化促進剤(親水性ウレタンプレポリマー)を添加/併用することで高精度な注入を可能とするもので、その際付着力/追従性の向上/ゲルタイムの短縮に寄与するものである。尚、硬化促進剤(親水性ウレタンプレポリマー)の添加量は重量比で5~10%とされるが、付着強度が引張強度を上回るように流量(配合率)を調整することで、硬化体の付着強度/伸び性能を最大最適化させ、止水材の注入による漏水箇所の早期硬化を実現するものである。ちなみに、STTG工法において、削孔箇所に注入ピンを設置するが、注入ピンに専用Y字ノズルを接続し、主材/硬化促進剤(親水性ウレタンプレポリマー)の独立系統からポンプ圧送してノズル先端で攪拌/混合して注入するものであるが、漏水量の多い箇所で広く活用が見込まれるNETIS登録技術である。
STTG工法
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