グローリーホールとは、トンネル工事において小口径の立坑のことを指す。より大きな立坑を掘るためのパイロット立坑にしたり、くず・砕石・岩石などをこの立坑に落とし、運搬用にするなど様々な目的で使用される。
その他、ダムやため池などの人造湖には、余分な水を下流に放流し、水位が一定以上にならないようにするための設備があり、これを洪水吐(または余水吐)と言う。中でも、取水口が真上を向き水上に突き出している洪水吐をグローリーホールと呼ぶ。「朝顔型洪水吐」や「ダム穴」とも呼ばれる。グローリーホールは外国ではよく見られるものの、日本では珍しいとされている。