グラスウールとは、融点の低いガラスを溶融し、繊維状に引き出してつくったガラスの綿の断熱材のこと。目的に応じて種類はさまざまで、安価なため最も普及している。
高断熱住宅では、繊維の太さを6割程度細くして空気保有率を高めた、細繊維グラスウール(高性能グラスウール)が主流。断熱性能は、同じ16kg品でも従来品と比べて1.3~1.5倍ある。繊維系のボード状断熱材は耐火性があるため、木造の外張り断熱、RC造などの外断熱にも有効。ただし、保水性があるため、外側に防湿層や通気層などが必要となる。
施工性を高めた耳付きタイプもある。製品は裸のままのものと、シート(室内面:防湿、室外面木口面:防風透湿)でくるんだんものがある。