スターラップ筋とは別名、あばら(肋)筋と呼ばれる鉄筋の一種で、鉄筋コンクリート(RC)造における梁のせん断破裂やひび割れを防ぐために入れる補強筋の役割を果たす。
配筋方法としては、一定の間隔をおいて梁の主筋に対して垂直になるように敷設する。
スターラップの形状はU字が一般的だが、アーチ型の構造物の場合は箱形のものを、杭では円形のスターラップを使用する。
スターラップの語源は英語のstirrupで、乗馬の時に足を掛ける金具のこと。一方であばら(肋)筋は、脊髄から内臓を取り囲む形で付いているあばら骨に似ていることからきている。
なお、鉄筋のかぶりの厚みは、主筋からでなく、スターラップ筋の外側か測ることとされている。