先行床施工式フロア型システム吊り足場(クイックデッキ)とは、2.5m×2.5mを標準とした長大跳ね出し作業床のことで、日綜産業株式会社がセーフウエイ社と製造移管ライセンスを締結し、販売/レンタルで供給開始される技術提案のことである。原理的には、主梁(ジョイスト)をクイックデッキの床面で組上/水平展開することで跳ね出し、床材を手前から先行設置し、チェーンビッチで吊ること(2.5mピッチ)で快適な作業空間を提供するものであり、身を乗り出すことなく安全作業ができるとされる。また、先行床施工式フロア型システム吊り足場(クイックデッキ)は全てピン接合により容易に人力組立が可能、従来型における組立平米数のムラが改善され、細かいところの高所作業が軽減されるものである。尚、インパクトレンチで締め上げることで風による浮き上がり防止、垂直に朝顔が立てられることも特筆される。先行床施工式フロア型システム吊り足場(クイックデッキ)はNETIS登録技術であり、現在採用実績が増加中、工事用途を問わずに適用が期待される。
先行床施工式フロア型システム吊り足場(クイックデッキ)
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