高強度SuperCFT工法とは、戸田建設によって開発されたSuperCFT工法の改良版のことで、CFT(コンクリート充填鋼管)柱を超高層オフィスビルに適用するものである。原理的には、内蔵鉄筋(685N/mm2)/充填コンクリート(150N/mm2)/補強用鋼管/角形鋼管柱(780N/mm2)/鉄骨梁/溶接組み立て箱型断面柱などによって構成されるが、SuperCFT工法に比べ、鉄骨引張強度/コンクリート設計基準強度/鉄筋降伏点を高強度に引き上げたもので、同じ断面寸法でも負担可能な床面積の増加に寄与するものとして、超高層における大空間確保/コスト削減を見込むものである。尚、高強度SuperCFT工法は内蔵鉄筋の是非に依らず適用可能で、超高層オフィスビルにおいては柱の高強度化のニーズに伴い、第三者機関による構造評価取得を契機に、超高層における更なる導入が期待されている。
高強度SuperCFT工法
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