TM-100とは、大成建設によって開発されたトンネル工事向けの硬岩大型掘削重機のことで、原理的には、ディスクカッターによって硬岩域を、ピック(カッター切替)によって軟岩域を(高圧)掘削することで、土質/地山の条件に依らずに1台で対応可能とされる。従来型のロードヘッターでは50MPa以上の硬岩域の場合に、掘削能力の低下による工期延長が懸念されていたが、TM-100においては設置位置誘導システム/掘削制御システムの機能強化により、100MPa以上の硬岩域が自由断面で掘進可能となるため、従来機に比べて2倍以上の掘削能力を保有するものである。ちなみに、TM-100における切羽形状は球面であるため、切羽の安定が確保される。
TM-100
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