エンクローズ溶接とは、鉄筋の突合せ溶接のこと。原理的には、接合する2本の鉄筋間の開先間隔部にセラミック製の裏当て材を取り付け、炭酸ガス半自動アーク溶接を行うものである。エンクローズ溶接はプレキャスト部材の鉄筋の接合などに用いられ、財団法人日本建築センターによって「A級継手」と認定されるものである。尚、エンクローズ溶接は、手EA溶接法(低水素系被覆アーク溶接棒)/半自動EA法(炭酸ガスアーク溶接)/自動EA溶接法(炭酸ガスアーク溶接)の3つに分類される。エンクローズ溶接における継手部形状は鉄筋径と同程度とされるため、ガス圧接などと比べスターラップ/フープの施工能力をより向上するものとされる。ちなみに、同一断面における芋継手も可能とされ、鉄筋加工の簡略化により、加工手間も減らすことが可能とされる。
エンクローズ溶接
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