自然電位法とは、非破壊試験の一種で鉄筋腐食検査のこと。原理は、腐食によって変化する(鉄筋の)電位を測定し、腐食の程度を評価するもの。鉄筋の腐食は、アノード反応(電子生成)とカソード反応(生成電子による水および酸素との反応)により錆が発生するとされる。その際、(アノード反応による)鉄筋電位の低下の有無で、腐食劣化の部位を把握できるとされる。また、測定された自然電位(E)における鉄筋腐食の可能性は、-0.2<Eの場合は90%以上の確率で腐食ナシ、-0.35<E≦-0.20の場合は不確定、E≦-0.35の場合は90%以上の確率で腐食アリとされる。なお、コンクリート/鉄筋表面がコーティングされる場合は適用できないとされる。
自然電位法
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