けん引式空洞探査車とは、道路の地下空洞調査に使用されるチャープレーダーを搭載した探査車のことで、従来型(探査深度1.5m程度)に比べ、2倍程度の路面直下の空洞だけでなく、下水管の老朽化状況をも調査できるとされる。原理的には、深度に応じたチャープレーダー(50~800MHZ;50~300MHZ)を搭載し、時速40km以上でけん引/収録したスキャンデータを車内でモニタリングし、計測・解析ソフトで判定を行うものとされる。尚、複数のチャープレーダーを搭載する場合、各レーダーの送信波が相互干渉しない高速リレー方式も採用、モービルマッピングシステム(MMS)の搭載により、路面の凹凸/亀裂も同時に点検可能である。けん引式空洞探査車は川崎地質によって開発された。
けん引式空洞探査車
話題の記事
-
点数稼ぎに走るのは「なんか違う」
- インタビュー
- 技術を知る
2023.05.30
-
【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞
- インタビュー
2023.04.18
-
人と機械はどう補完? これからの橋梁点検
- インタビュー
- 技術を知る
2023.02.28
-
地場コンが無理やり「週休2日工事」を導入した結果
- 失敗を生かす
2023.02.24
-
職人が大激怒!現場監督として初めて担当した現場でトラブル発生…
- 失敗を生かす
2022.10.07
-
日ハム新球場は600億円、神宮球場は53万円? プロ野球12球団スタジアム建設費ランキング
- エトセトラ
2022.05.03