高精度リアルタイム3D位置誘導システムとは、ICT(情報通信技術)を駆使した港湾構造物据付誘導システムのことで、原理的には、2台のノンプリズムトータルステーションと傾斜計を組み合わせることで、3D映像で鋼板セルの挙動を即時把握するものである。尚、鋼板セル工法は港湾構造物の代表的な工法とされるが、トータルステーションの性能上、データ更新に数秒要してしまうため、外界の影響次第では鋼板セルが動揺し、即時把握が出来ないことも指摘されたが、最新のノンプリズムトータルステーションは最短0.05秒で更新が可能になったため、スムーズな立体把握が可能となった。高精度リアルタイム3D位置誘導システムは東亜建設工業によって開発されたが、既に開発済みの鋼板セル中詰時の3次元挙動監視システムと連携が可能とされ、i-Constructionの取り組みとして機能拡充が進んでいる。
高精度リアルタイム3D位置誘導システム
話題の記事
-
点数稼ぎに走るのは「なんか違う」
- インタビュー
- 技術を知る
2023.05.30
-
【髙松建設】「古来の技術と新たな発想を融合する」世界最古の企業”金剛組”再生でベスト・プロデュース賞を受賞
- インタビュー
2023.04.18
-
人と機械はどう補完? これからの橋梁点検
- インタビュー
- 技術を知る
2023.02.28
-
地場コンが無理やり「週休2日工事」を導入した結果
- 失敗を生かす
2023.02.24
-
職人が大激怒!現場監督として初めて担当した現場でトラブル発生…
- 失敗を生かす
2022.10.07
-
日ハム新球場は600億円、神宮球場は53万円? プロ野球12球団スタジアム建設費ランキング
- エトセトラ
2022.05.03